ラボグロウンダイヤモンドがもたらす新時代の輝き
ラボグロウンダイヤモンドを知っていますか?天然ダイヤモンドと全く同じ成分であるにも関わらず、天然ダイヤモンドを取り巻く様々な問題をクリアにし、トレーサビリティのとれたダイヤモンドとして、今注目を集めています。ラボグロウンダイヤモンドがどのように環境や人権の問題に配慮されているのか、詳しく見ていきましょう。
2010年頃から注目される ラボグロウンダイヤモンド
——天然ダイヤモンドの輝きの裏にある課題
主な採掘国である南アフリカやボツワナ、コンゴなどのアフリカを中心に、ダイヤモンドの原石を採掘する労働者へ支払われる賃金の安さや違法労働、児童労働などが問題視されている天然ダイヤモンド。企業が管理している採掘場と違い、管理がされずに採掘がおこなわれる現場では、土地を荒廃させる無理な採掘がおこなわれることも少なくなく、地球環境にも影響を与えていると言われています。
——天然ダイヤモンドの代わりに注目されるラボグロウンダイヤモンド
そんな中、新しく登場して注目を集めているのがラボグロウンダイヤモンドと呼ばれる合成ダイヤモンドです。1950年代にはすでに工業用として使用されていたラボグロウンダイヤモンドが、宝石として商業用に市場に進出してきたのは2010年半ば頃。先に挙げたような天然ダイヤモンドでの問題を解決するエシカルなジュエリーとして、今改めて注目されているのです。
ラボグロウンダイヤモンドは「合成ダイヤモンド」の名の通り、ラボ(実験室など)で人工的に作られたダイヤモンドのこと。高温高圧法(HPHT)または化学気相蒸着法(CVD)によって生成されています。天然ダイヤモンドは生産地や生産過程が不透明な物も多い中で、トレーサビリティを担保できるのもラボグロウンダイヤモンドのメリットの一つです。
ハイクオリティな次世代ジュエリー
——合成だからこそ際立つラボグロウンダイヤモンドの美しさ
ラボグロウンダイヤモンドは、生み出される環境が違うだけで、天然ダイヤモンド と完全に同じ成分。モアッサナイトやキュービックジルコニアなどのガラスやセラミックが主な原料の人造石とは全く異なります。
また、天然ダイヤモンドの98~99%は、窒素を含む「タイプI」に分類されるのに対して、ラボグロウンダイヤモンドは、炭素の中に窒素を含まない「タイプII」に分類され、際立った透明感や輝きを持つとされています。 これは、完全にコントロールされた環境下で不純物を含まない状態で結晶化できるラボグロウンダイヤモンドならではの特徴です。
ZOZOTOWNで買えるラボグロウンダイヤモンド
今回は、天然ダイヤモンドを取り巻く問題と、新しい選択肢としてラボグロウンダイヤモンドをご紹介しました。それぞれの良さと輝きを知り、その輝きに関わる全ての人がよりよい未来を描く選択肢として、ラボグラウンダイヤモンドを加えてみてはいかがでしょうか。


