合言葉は“メイドイン・わたしたち”。「FUKKOKU」であなたのデニムに新たな命を宿そう。
岡山県のデニムブランド・「ITONAMI(イトナミ)」が、個人や団体からデニムを回収・粉砕して再び糸にした後に、新製品として再び命を宿す「FUKKOKU」プロジェクトを開始します。今回は「メイドイン・わたしたち」をテーマとするこのプロジェクトの開始背景と参加方法を紹介します。
岡山のデニムブランド「ITONAMI」が始めた「FUKKOKU」プロジェクト
日本を代表するデニム産地・岡山県倉敷市児島。そこを拠点とするデニムブランドの「ITONAMI」が、回収したデニム製品の生地部分を綿の状態に戻した後に糸へと再生し、新たなアイテムに変身させる「FUKKOKU(フッコク)」プロジェクトを開始しました。同じ岡山県倉敷市の繊維メーカー「クラボウ(倉敷紡績株式会社)」と協力し、一度役目を終えたデニムに新たな命を宿します。参加方法は、全国各地のパートナー拠点と「ITONAMI」が運営する「DENIM HOSTEL float」に自分のデニムを持っていくだけ。このプロジェクトにはイタリアの名門ブランド「A|X アルマーニ エクスチェンジ」も参加しています。
地元産業が協力して特別なデニムを製造
「ITONAMI」や「FUKKOKU」を運営する「株式会社ITONAMI」は、創業以来、デニム商品を通して消費者とブランドがサステナブルな関係を続けられるよう努めてきました。
「ITONAMI」代表取締役COO 山脇 耀平さん・代表取締役CEO 島田 舜介さん
繊維メーカー「クラボウ」の変革的なものづくりに対する共感や、同じ岡山県倉敷市にルーツがあることから、「ITONAMI」と「クラボウ」が共同で「FUKKOKU」を開始。130年以上紡績を続けるクラボウの反毛技術(※)を活用しています。またデニム生地の製造は広島県福山市の製織工場の「篠原テキスタイル株式会社」が担当。地域産業が協力し、プロジェクトを進行します。
(※)反毛とは、衣料品などの生地を専用の機械で引っ掻き毛羽立たせることで、もう一度綿の状態に戻すことです。
あなたもプロジェクトに参加しよう! 参加方法をチェック
回収は郵送、パートナー拠点への持ち込みが可能。
回収方法や回収期間の詳細は公式サイトをご確認ください。
今回はデニムの回収プロジェクト「FUKKOKU」についてご紹介しました。地域の産業を活用した、ファッションをサステナブルに楽しむための取り組みに今後も注目していきたいですね。
参考サイト




