ニットブランド「KNT365」がZOZOTOWNに登場!限定アイテムやその魅力とは?
目を引くおしゃれなデザインと使いやすさが人気のブランド「KNT365(ケイエヌティーサンロクゴ)」は、企画から販売までのほとんどの工程を自社でおこなうDtoCブランド。2月20日からZOZOTOWNでの取り扱いがスタートし、ブランド古着のファッションゾーンであるZOZOUSEDの古着をアップサイクルしたオリジナルアイテムも販売中です。そんなKNT365のアイテムに込めた想いやこだわりについて、代表取締役の國井淳さんとディレクターの木原菜々子さんにお話を伺いました。
——ニットブランド「KNT365」を立ち上げた経緯を教えてください。
國井 アジア圏での大量生産はもちろん、大量の廃棄物を出し続ける業界の仕組みに無理を感じていた中で、2010年代にECのみで運営し、オーガニックコットン製品だけを扱うDtoCブランドが欧米に登場し始めました。そこで、メイドインジャパンでもできるだけ環境に配慮し廃棄物を出さず、少量で必要な数だけ生産したいと考えて誕生したのがKNT365です。
代表取締役の國井淳さん
私たちが注目したのは「ニット」。生地から製品をつくる場合、必ず裁断の工程があり裁断ロスによる廃棄物が出ますが、ニット生産の場合は裁断ロスがないため全体として廃棄物を少なくできます。糸から立体的な製品を編み出す3Dニッティングマシーンを活用し、自社で設計やデザインをおこなって、大阪にあるラボでマシーン7台を駆使しながらKNT365のニット製品をつくっています。
木原 一般的に、アパレルブランドでは半年から一年、もしくはそれ以上先の時期に販売するアイテムを企画し、準備することが多いと思います。私たちの場合は自社工場を持っているため、思いついたことをすぐにできるという強みがあります。極端にいえば、今日思いついたデザインをすぐにサンプル作成し、来月発売!ということが可能です。
ディレクターの木原菜々子さんと、ミニチュア・ダックスフンドのニュートンくん
実際に開発や生産をおこなうラボスタッフと直接コミュニケーションが取れることで少人数で円滑に進行することができ、過剰にコストがかかることもありません。
SNSが普及してトレンドの移り変わりが早くなっている中で、KNT365はトレンドを完璧に追いかけるというよりも、色やデザイン、モチーフに少しずつ流行や気になる文化を取り入れながら、長く使うことを意識してアイテムを製作しています。
國井 定番シリーズであるバッグ「Knitty」や「Mam」は70kgの荷重にも耐えられます。バッグが汚れた場合、自宅での洗濯も可能です。おしゃれであることはもちろん、ブランド名の通り、365日使える実用的なバッグを目指しています。
左から「Knitty」「Fourty」「Mam」
・Knitty:30cm×34cm 94g
コンパクトに持ち運びも可能。PCを入れるのにもおすすめ。
・Fourty:31cm×31cm 115g
厚みのある編地で、ショルダーの長さ調節が可能。
・Mam:42cm×43cm 188g
たくさん荷物が入る一番大きなサイズで、マザーズバッグとしても人気。
——KNT365では、どのような素材を用いているのでしょうか。
國井 主にペットボトルから再生されたポリエステルを使用しています。
木原 ほとんどのお客さまが、デザインを気に入ってKNT365のアイテムを手にとってくれています。デザインの可愛さをきっかけに、一人ひとりが環境に配慮できるということを知ってくれたら嬉しいです。名古屋タカシマヤでおこなった昨冬のPOP-UPでは、使わなくなったKNT365のアイテムを入れることができる回収ボックスを設置しました。今後は、集まったアイテムをリメイクしたり、材料を再利用してアップサイクルに力を入れていきたいです。
POP-UPで使用した回収ボックス
——ZOZOTOWN上のブランド古着のファッションゾーン「ZOZOUSED」で再販売できない古着をアップサイクルし、アイテムを製作することになった経緯を教えてください。
國井 KNT365では、アイテムをつくる際に残ってしまった糸や残反などを一度も無駄にしていません。それらの残った材料を使って一点もののぬいぐるみやキーチェーンをつくって販売しており、お客様からも好評です。
今回、ZOZOTOWNの担当者に私たちのバックグラウンドをお話ししたところ、「ZOZOUSEDで回収はしたけれど、穴が空いていたりすごく縮んでいるなどでどうしても再販売できない古着があります。それらを活用してアップサイクルアイテムをつくりませんか?」と提案してもらいました。既存のニットバッグの底やショルダー部分にZOZOUSEDで集めた洋服を縫い合わせているため、耐久性も増しています。
木原 今回販売しているアップサイクルのアイテムはすべて一点ものなんです。ZOZOTOWN限定でそれぞれデザインが異なるバッグとオリジナルのチャームも販売しています。ZOZOUSEDとの取り組みをきっかけに、このようなアップサイクルアイテムをもっとつくっていきたいです。リサイクルポリエステルや生分解性素材を活用しながら、バッグだけでないアイテムにもチャレンジしたいです。
——今後どんなことにチャレンジしていきたいですか。
木原 何年も同じKNT365のアイテムを使ってくださったり、違うデザインでリピート購入してくださるお客様が多いです。一度使っていただけるとKNT365の良さが分かるので、プレゼント需要も高いです。そのため、今後はラッピングなどにも力を入れていきたいですね。ZOZOTOWNで購入いただいたアイテムは、再生紙でつくられた生分解性の袋で梱包してお客様のもとへお届けします。そうした環境へ配慮したアイデアは、今後も大切にしていきたいです。
國井 現在、商品全体の10%以上を海外へ輸出しています。台湾や香港、中国を中心に、欧米やオーストラリアの方々にも注目していただいています。人種や年齢、ジェンダーにかかわらず多くの人に商品を手にとっていただき、可愛くて丈夫なだけでなく、環境に配慮しているブランドであるという認知が広がっていくと嬉しいです。
デザイン性だけでなく耐久性も兼ね備え、環境や地域への貢献を意識しているKNT365。バラエティ豊かなアイテムがそろっているので、どれを選べば良いか迷ってしまうかも。みなさんもお気に入りのアイテムを見つけて、日常に取り入れてみませんか?
國井 淳(コクイ ジュン)
1966年神戸生まれ。2002年から2018年に株式会社ラウゴア代表取締役を務める。香港・広州・ニューヨークオフィスを開設し、上海に3店舗、台湾に5店舗を開設。2018年、株式会社クー取締役に就任。2019年から株式会社KNT365代表取締役(株式会社ラウゴアより名称変更)に就任。
木原 菜々子(キハラ ナナコ)
1997年広島生まれ。小学生から大学卒業までソフトボールに打ち込み全国大会優勝を何度か経験。日本体育大学では中高保健体育の教員免許を取得。2020年卒業後、株式会社KNT365に入社。
※本記事は2025年2月時点の取材に基づいた記事です。











