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ピープル

好きなものを探して、自分を大切に。CHAI・YUNAさんが考える、セルフラブ。

「NEOかわいい」、「コンプレックスはアートなり」をモットーに、世界を音楽でエンパワーメントしてきたバンド・CHAI。3月12日に東京・EXシアター六本木で開催する全国ツアーのファイナル公演をもって解散することを発表し、世間に衝撃が走りました。今回はドラマーとして明るい笑顔で人々に元気を与えてきたYUNAさんに、CHAIの活動を通して身につけたセルフラブの方法、自分の気持ちに素直に生きることの大切さを伺いました。

メンバー内で、自分の意見や気持ちをしっかりと伝え合うことを大切にしてきたCHAIのメンバー。

——高校の軽音楽部でボーカルのMANAさん、ギターのKANAさんと出会ったのをきっかけにCHAIを結成したYUNAさん。活動を通してYUNAさんにはどんな変化がありましたか。

CHAIのメンバーからは、今までに多くの影響を受けてきました。自分自身の顔の輪郭や、身長の割に大きい手足や頭など、コンプレックスがある部分で隠せるところは隠して過ごしていたんです。でも高校卒業後、MANA、KANA、YUUKIが「輪郭を出して、そのままでいた方が絶対に可愛いよ」と言ってくれて。それまで生きてきた中で自分がコンプレックスに感じていた部分をすごく褒めてもらえたのが衝撃で、それから自分自身に対する向き合い方が変化しましたね。

——それはどのような変化でしたか?

「自分で自分を、ハッピーにできるようにしたい」と思うようになりました。実は私は根っからポジティブというよりも、一度失敗すると深く悩んでしまうタイプ。今はまず自分は何が嫌で悩んでいるのか、客観的に自分の気持ちと向き合うようにしています。
自分の気持ちを分析した結果、「ネガティブに考えてしまう」という自分の思考の癖が悩みの種になっている場合は、考えるのをやめて好きなことをする「自分を癒す時間」をとっています。私の場合は自宅でお気に入りの紅茶を飲みながら映画を観て、よく食べて良く寝ること。自分がハッピーだと感じることが悩みから抜け出すエネルギーになると思います。

YUNAさんのハッピーな時間は (左)ビーズバックをつくること(右)リラックスタイムに使うキャンドル達

自分の思考の癖ではなく、他者からの言葉で傷ついたときは、「お知らせ」という形で相手に伝えるようにしています。気持ちを素直に表現するのはすごく難しいことだけれど、自分を救えるのは自分しかいない。感情的に怒ったり指摘するよりも、「私はこう思ったよ、こう感じたよ」と、「お知らせ」という報告なら言いやすいな、と思います。

——CHAIの皆さんは、全身ピンク色のスーツスタイルでステージに現れたり、カラフルな古着を楽しむなどファッション性も大切にしていると感じます。YUNAさんはどのようにファッションと向き合っていますか。

私がファッションを好きになったのもCHAIのメンバーの影響なんです。ファッションは個性を表に出す最大のツール。直感的に「この服が好き!着たい!」と思うのはとても純度の高い感情だと思うんです。昔の私だったら躊躇してしまうようなピンクの服や靴も、今の私は「好きだ!かわいい!」と思う気持ちを大切にしたいと思うので、ステージに出るときなど、ピンクを選んで着るようになりました。自分の気持ちに正直になって、自分が嬉しい、心地よいと感じる選択をするのは、誰でも取り入れやすいセルフラブの方法だと思います。

——YUNAさんが2022年1月にスタートしたPodcast番組「ゆなのみたい!しりたい!ききたい!」について教えてください。

感情を表に出すのが苦手だった私が、CHAIのメンバーの影響でだんだんと「ありのままでいいんだ」と思えるようになったように、少し不器用だけれど前向きに生きている私をそのまま見せることで、自信を持ってもらえたり参考にしてくれる人がいたら嬉しいな、と思って始めました。始めてみてリスナーからたくさんのメッセージをもらう中をもらう中で、自分を再認識でき、より自信を持って意見を言えるようになったので「やってよかった!続けていきたい!」と思っています。

——最近ではクリーンアップ(ごみ拾い)などに参加し、サステナブル活動にも興味があるというYUNAさん。クリーンアップに参加してみて、どうでしたか?

私はすごく海が好きなんです。サステナビリティに対しては江ノ島のクリーンアップ活動に参加したことがきっかけで興味を持ちました。ビーチのごみは元を辿れば都市から流れてきたものがほとんど。ごみを拾うと心も一緒に洗われるような気がしてすごく気持ちがいいんですよ。本当はビーチだけじゃなく、海のごみも拾いたいくらい!
普段の生活でもごみの分別をしたり、エコ洗剤を使ったりすることで私はハッピーになります。自然への敬意をもってきれいにすることで、自分の気持ちにも良い影響があるので、そんな瞬間を一つひとつ大切にしたいです。

ツアーで世界をまわっていると、音楽を通して言語を超えた交流ができることに感動します。様々な人種や性別の人々がCHAIの音楽で踊っているときは、すごく平和な瞬間だなって。でも同時に、特に発展途上国の街や川にはごみがあふれている状況も多く目にしました。いつか海外でもクリーンアップして音楽もするツアーがやれたら面白そうですよね。

——ZOZOTOWNユーザーに向けて、少しでも自分を好きでいられるようなアドバイスをください。

自分は唯一無二で、いいところがたくさんあると、自信と誇りを持ってくれたら嬉しいな!たくさんの情報が溢れる社会で生きていると、少し疲れてしまうときもあると思います。そんなときは好きな音楽やファッションなどに触れてほしい。ZOZOTOWNで、「こんな服が着たいな」と考えている時間があるだけで、気分が上がると思うんです。その中で自分の個性を見つけて大切にすることが、セルフラブへとつながると思います。

4人お揃いの赤いスカートとスニーカーはZOZOTOWNで購入したもの

好きなものを探す時間が、セルフラブにつながると話すYUNAさん。皆さんも「こんな服が着たい」、「海が好きだから綺麗にしたい」などの素直な感情を大切にし、選択を変えてみることから始めてみませんか。YUNAさんがCHAIの活動を通して身につけたセルフラブの方法、ぜひ参考にしてみてください。

YUNA

ユナ

世界を股に掛ける4人組「NEO -ニュー・エキサイト・オンナバンド」CHAIのドラマー。
CHAIのリズムを支えるとともに常にスマイル全開のムードメーカー。CHAIの中では食(しょく)とお笑い担当。趣味は料理と食べること。

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