ete bijouxやcofl by 4℃も!ジュエリーの輝きを未来へつなぐリサイクルメタルとは
私たちが普段身につけているジュエリー。近年では、不要になった家電製品や金属製品などから採取した金属が再利用されていることを知っていますか?「リサイクルメタル」と呼ばれるこの金属は、ジュエリー業界でもサステナブルな素材として注目を集めており、リサイクルメタルを使ったアイテムも増えてきています。今回は、リサイクルメタルとはなにか、ファッション分野での使用事例とともに紹介します。
リサイクルメタルって? 都市鉱山から生まれるジュエリー素材
ジュエリーの素材になる金や銀などの金属は、鉱山から採取される資源です。日本にはかつて多数の鉱山がありましたが、採掘量が少ないことや環境問題への懸念から、大部分を輸入に頼っています。
一方で、携帯電話やパソコンの基板や部品、電化製品などには金属が使われており、都市に存在する鉱山と表現され、「都市鉱山」と呼ばれています。一つひとつの製品に使われている金属は少量ですが、携帯電話や家電製品が幅広く普及していることを考えると、それらの「都市鉱山」の資源は、海外の大鉱山に匹敵するといわれています。都市鉱山を有効に利用するために、不要になった携帯電話や家電製品から金属を回収してリサイクルしたものが「リサイクルメタル」と呼ばれています。鉱物は限りある資源であり、世界的に見ても鉱物資源の枯渇について懸念されています。そのような背景からも、リサイクルメタルが注目されています。
ジュエリーブランドが取り組む リサイクルメタルを使ったアイテムづくり
リサイクルメタルはジュエリー業界でも広く浸透しており、近年では国内外の多くのブランドがリサイクルメタルでつくったジュエリーを販売しています。
日本のブランドでは、シンプルな美しさが魅力の「ete bijoux(エテビジュー)」が一部の商品にリサイクル活用した銀や人工で生成されたラボグロウンダイヤモンドを使用しています(※1)。4℃初のサステナブルなブランドとして発足した「cofl by 4℃(コフルバイヨンドシー)」では、地球環境に負荷をかけない素材や製造方法にこだわり、リサイクルメタルやラボグロウンダイヤモンドを使用して高品質な商品を生み出しています(※2)。
(※1)ete bijoux:https://www.eteweb.com/information/csr (※2)cofl by 4℃:https://www.fdcp.co.jp/cofl/about/?bid=cofl
海外では、スイスの高級腕時計メーカーの「Chopard(ショパール)」が、2018年に時計とジュエリーの原材料をすべてエシカルゴールド(リサイクルされた金)に置き換えました(※3)。他にもノルウェーの「TOM WOOD(トムウッド)」(※4)など、名だたるブランドが同様の動きを見せており、リサイクルメタルの波が世界的に広まっていることが分かります。
(※3)Chopard:https://www.chopard.com/ja-jp/sustainability-our-approach/responsible-sourcing.html (※4)TOM WOOD:https://www.tomwoodproject.com/jp_ja/responsibility
リサイクルメタルでつくられた ZOZOTOWNのアイテムを紹介
リングやネックレス、ピアスなど、リサイクルメタルでつくられたアイテムを紹介します。
リサイクルメタルは、年々アイテムの数も増え続けており、自国での生産を実現するという点でも注目を集めています。ジュエリーがつくられる背景にも目を向け、リサイクルメタルでつくられたジュエリーを選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。