eloveロゴ
知る・学ぶ

生理用品をケニアの女子生徒に。SNSから「#やさしさアクション」を

以前elove by ZOZOでご紹介した、余剰利益の80%をアフリカの現地コミュニティに還元し、孤児や貧困児童、困難な状況にある女性を支援し続けている「SHIFT80(シフトエイティ)」が、9月5日の国際チャリティー・デーから10月11日の国際ガールズ・デーにかけて、期間中SNS投稿1件につき1パックの生理用品をケニアの女子生徒に届ける「#やさしさアクション」を開始しました。今回は参加方法やその取り組みの背景をご紹介します。

1

ファッションブランドの枠を超えた 「SHIFT80」の取り組み

「SHIFT80」は古着のアップサイクルをはじめ、アフリカの女性デザイナーや日本の紡績・縫製工場と連携し、アパレルを生産しているファッションブランドです。
余剰利益の80%をアフリカの現地コミュニティに還元するだけでなく、2018年からケニアの少女たちに生理用品を届ける支援をし続けています。

2018年に「SHIFT80」が独自におこなった調査(※1)では、女子生徒の約9割が生理期間中に学校を欠席している実態が明らかとなりました。また2024年10月から2025年2月にかけてNationが実施した約9,480名を対象とする全国調査(※2)では、ケニアの女性の4割が生理用品を購入する余裕はないと回答。毎月の欠席により成績が落ち、進学ができず、仕事が得られないという負のループが生じているそうです。そこで「SHIFT80」は、現地の学校や女性向けクリニックと連携し、これまでに生理用ナプキン累計131万枚を8,000人以上に届けてきました。

(※1)ケニア・ナイロビのキベラスラムで独自調査(対象110名) (※2)出典:ケニアの生理の貧困:Nation(公開日:2025年4月16日) https://nation.africa/kenya/health/four-in-10-kenyan-women-cannot-afford-sanitary-towels-shows-survey-5004554

2

あなたの投稿がケニアの女子生徒に届く。 「#やさしさアクション」とは

こうした生理用品を通じたケニアの支援をさらに広げるため、9月5日から「#やさしさアクション」のキャンペーンが始まりました。参加方法はご自身のSNS(Instagram、X)アカウントより、ハッシュタグ「#やさしさアクション」を付けて、やさしさを感じたエピソードや、やさしさを感じる写真・動画などを投稿するだけで投稿1件につき、生理用品1パック(10枚入り)がケニアの女子生徒に届く仕組みです(※3)。

(※3)https://shift80.org/action/

概要
・ 実施期間:2025年9月5日(金)〜10月11日(土)23:59
・寄付プログラム連動:「ホープ・サポーター」(マンスリー寄付)の募集も同期間に実施し、就学継続を支える基盤整備につながります。
・キャンペーンサイト:https://shift80.org/action/
・対象外:Instagramストーリーズ、非公開アカウント、公開範囲を限定した投稿、規約に反する投稿
・支援する生理用ナプキンは、3,000件の投稿にあたる3,000パック(30,000枚)が上限


「やさしさ」をテーマにした内容であれば、文章・写真・動画、いずれも対象です。誰かにやさしくしてもらった経験や、誰かにやさしさを届けた瞬間、やさしさを感じる風景など、自由な表現でOK。普段の生活の中でやさしさを感じたことを共有してみませんか?

坂田ミギーさん

やさしさアクションに向けて坂田さんからのメッセージ
私たちは、「わずかでも、持ちうるものを分かち合う」というシンプルな行動が、やがて大きな変化を起こせると信じています。SNSのひとつの、やさしさに満ちた投稿が、遠く離れた人の心をそっとあたためることもできます。そして、ケニアのスラムで暮らす女子生徒が「生理の期間も学校に通える一日」へとつながります。やさしさをシェアする輪が次のやさしさを呼び、静かに広がっていく――そんなあたたかいアクションを、みなさんと始められたらうれしく思います。

特定非営利活動法人シフトエイティ 代表理事 坂田ミギー

3

ZOZOTOWNでも購入できるフェムテックアイテム

女性にとって人生の半分近くは付き合うことになる生理の悩み。自分に合ったアイテムを選んで、少しでも快適に過ごせるようにしたいですよね。ZOZOTOWNには、日常や生理期間中も快適に過ごせるフェムテックアイテムが多く揃っています。また、一部のアイテムには途上国の女の子たちに支援・寄付ができるアイテムも。ぜひチェックしてみてください。

生理は健康と深くつながっているからこそ、不安に思うことも多いですよね。私たち自身も生理用品をアップデートすることで、1日が過ごしやすくなったり、安心して生活できると実感しています。同じようにケニアの女子生徒たちも生理の不安から解放され、学校にも普段通りに通えるようになれば、もっと学びや成長のチャンスを手にできるはずです。まだ発展途上の環境にいるケニアの女性たちを、このアクションを通じて応援することができたら素敵だと思いませんか?ぜひ「#やさしさアクション」にトライしてみてください。

坂田 ミギー

サカタ ミギー

広告制作会社、株式会社博報堂ケトルを経て、株式会社こたつを設立。31歳で世界一周の旅へ出発し、帰国後はTVCMやデジタル、PRなどの広告企画制作を続ける傍ら、アフリカの孤児・貧困児童と女性へのサポートを目的としたエシカルファッションブランド「SHIFT 80」を立ち上げる。現在はアパレル製作をはじめ、旅やキャリアに関するエッセイ執筆のほか、キャンピングカーをモバイルオフィス兼自宅として、日本各地を旅しながら働くというスタイルを実践するなど、活躍の幅を広げている。

SHIFT80

シフトエイティ

「世界をシフトさせる」というコンセプトのもと、ケニアのファッションデザイナーやテーラー、日本の紡績・縫製工場とタッグを組み、エシカルなファッションアイテムを展開するアパレルブランド。分配可能な利益の80%以上をアフリカに還元しており、すべてのアイテムがアフリカの貧困児童の教育機会創出や生活支援、困難な状況にある女性へのサポートに直接つながっている。品質とデザインへのこだわりはもちろん、人と社会、自然環境にも配慮したものづくりを実践している。

other

他の記事

Follow Us

公式Instagramでも
eloveの最新情報をお届けしています

Instagramを見る
elove
「elove by ZOZO」は
ファッションに関するサステナビリティ情報をお届けします。
elove by ZOZO トップ