eloveロゴ
ブランド

「マムート」が挑戦する、アウトドアブランドだからこそのサステナビリティ活動

160年以上の長い歴史を持つスイス発祥のアウトドアブランド「マムート」は、ブランドの軸でもある“登山・自然を楽しむため”に多くのサステナビリティ活動をおこなっています。CO2排出量削減などの数値目標はもちろん、お客様が商品を長く使えるような工夫や自然について学べるイベントなど、そのアプローチ法は様々。自然と密接な関係にあるアウトドアブランドとして目指す、ファッションの未来について「マムート」のアシスタントブランドマネージャー宇津木 正太さんに伺いました。

1

ヨーロッパ各国の環境問題に対する意識の高さ

——「マムート」がサステナビリティ活動をおこなうようになった経緯を教えてください。

「マムート」が生まれたスイスは環境先進国であり、観光業の1つとして自然をすごく大切にしています。氷河があったり、鉄道が山岳地域を走っているスイスの人々にとって環境は身近な産業の1つ。地球温暖化による環境破壊が進み、自然が失われることへの危機感が国全体で強いんですよ。

「マムート」のアシスタントブランドマネージャー 宇津木 正太さん

毎年スイスの本社でおこなわれるブランド発表会でそのシーズンの経営・プロダクト・環境の3つの部門の施策を発表するのですが、環境についてのディスカッションが一番盛り上がるんですよね。特にヨーロッパから来ているスタッフのサステナビリティに対する意欲がすごい。スイスをはじめとするヨーロッパ各国の環境問題という分野に対する意識の高さを身を持って感じました。

——具体的にどのようなサステナビリティ活動をおこなっているのでしょうか。

私たちはスイス全体の課題である地球温暖化による氷河消失を活動の根源とし、「Together For Glaciers 氷河のある世界のために」を掲げ、「WE CARE」という取り組みを推進しています。

スイスのアレッチ氷河

「WE CARE」は、CLEAN PRODUCTION(クリーンプロダクション)、ANIMAL WELFARE(アニマル ウェルフェア)、REDUCED FOOTPRINT(フットプリント削減)、ETHICAL PRODUCTION(エシカル労働環境)の4つの頭文字をとった総称。それぞれの項目で目標値を設定し、達成に向けて努力しています。

【MAMMUT】Together For Glaciers

2

「マムート」の商品を長く、 大切に使い続けてほしい

「マムート」では使い手やアスリートのパフォーマンスが最大限に発揮できるような商品作りをおこなっています。例えば登山ウェアにおいて腕と肘、胴体パーツのストレッチ性はそれぞれ違う必要があるんです。

もちろん1種類の素材を全てのパーツに使う方が環境にはいいのですが、実際の登山フィールドでは対応できない。環境問題に対して厳守しながらも、商品を使ったときのパフォーマンスを最大化するのが「マムート」の信念です。つまりお客様に「マムート」の商品を長く使ってもらうことが、私たちにとって1番サステナビリティに繋がります。

そのために修理やケアのサポートは必要不可欠。日本では修理の際にすぐ部品を取り替えられるようにジャケットやギアなど定番商品のパーツを倉庫で一括管理しています。また主要店舗にプロダクトケアに特化した「プロダクトスペシャリスト」を配員したり、店舗スタッフ全員が商品について勉強し長く使い続けるコツなどをお客様に伝えられるようにしているんです。

私たちがなぜ「WE CARE」という取り組みで自然を守りたいと思っているかは、実際に山の景色を見てその素晴らしさを感じない限り分からないと思うんです。「マムート」の取り組みの根源は“山”ということを理解してもらうために、社内研修では山岳体験を開催しています。

2022年の9月には「マムート」創業160周年を記念し、お客様と富山県の立山氷河を見に行くツアーを実施しました。ツアーには日本の現存氷河を発見した飯田肇先生にも来ていただき、環境に関する問題提起をしながら氷河の素晴らしさを体験したんです。山に登って楽しむからこそ、氷河消失への危機感や、日常生活で環境に何ができるか考える大切さを伝えられたと思います。今後もテーマを変えながら、お客様参画型のジオツアーを続けていきたいですね。

イベント「山の日特別授業~氷河のある世界のために~」の様子

——「マムート」が目指すファッションの未来を教えてください。

お客様がプロダクトケアの知識を学ぶことができ、「マムート」の商品を大事にしてくださるような環境づくりをしたいですね。正しい保管場所や修理の仕方をしっかり伝えていきたいです。こうして自分達の環境意識を声を大にして発信することが人々の共感に繋がり、サステナブルな行動を産むのだと思います。自分達がおこなうサステナビリティ活動を発信して社内の環境意識を上げ、お客様がその思いに共感し、商品を購入し長く愛用する。そんなサステナブルな循環を作っていきたいです。

登山や自然を愛する「マムート」だからこそ、プロダクトケアやジオツアーなどを通して、環境問題について人々に訴えられるのだと感じました。ブランドの商品について理解し、愛用することは環境保護への貢献へ繋がるかもしれませんね。

MAMMUT

マムート

1862年にスイスで設立された高品質のプロダクトと類い稀なブランド体験を提供するアウトドアブランド。 160年にわたりその代名詞とも言える安全性とイノベーションを追求し続け、世界でマーケットをリードするグローバルプレミアムブランドとして高い評価を獲得。 世界屈指の長い歴史と伝統を誇るアウトドアブランドとして、世界約40の国・地域で展開している。

アイテム一覧

other

他の記事

Follow Us

公式Instagramでも
eloveの最新情報をお届けしています

Instagramを見る
elove
「elove by ZOZO」は
ファッションに関するサステナビリティ情報をお届けします。
elove by ZOZO トップ