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世代を超えて愛される「マリメッコ」が、サステナブルな製品づくりを通してもたらした前向きな変化。

大胆なプリントデザインで私たちの生活を彩るフィンランドのデザインハウス「マリメッコ」。「マリメッコ」はブランド創業以来「長い製品寿命」、「タイムレスなデザイン」、「人々を勇気づける力」の3点を基本方針に、サステナブルな社会のためにより高い目標を掲げ、責任を持って取り組んできました。長く愛されるプロダクトを生み出し続ける理由と、サステナブルをテーマにしたホームコレクション「マリメイド(Marimade)」について、ご紹介します。

この記事でわかること

  • 「マリメッコ」誕生の背景
  • 「マリメイド(Marimade)」から見る、ブランド独自のサステナビリティ
  • 「マリメッコ」がブランド全体で掲げる今後の目標
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「マリメッコ」が世代を超えて 幅広く愛される理由

——「マリメッコが誕生した背景、ブランドに込められた想いについて教えてください。

1951年、フィンランドにてアルミ・ラティアが夫のヴィリヨ・ラティアと共に「マリメッコ」を立ち上げました。設立当時のフィンランドは暗い戦後時代で、人々は毎日の暮らしに明るい光を求めていました。そこでアルミは、人々に活力と喜びをもたらすために一念発起。若手アーティストやクリエーターを集め、夫が経営するオイルクロス工場に大胆なプリントをデザインしてほしいと働きかけたのが始まりです。

そうして生まれた前衛的なモチーフと斬新なカラーコンビネーションがマリメッコのプロダクトの原点であり、既存の枠にとらわれず自由に考え行動する女性たちの心をとらえたのです。「マリメッコ」が大切にしているのは、嘘偽りがないこと、インクルーシブ(何者も排除せず、あらゆる人を受け入れる)であること、平等であること。「大胆なプリントと色使いで人々に幸せと喜びをもたらしたい」というミッションを掲げ、ライフスタイルブランドの先駆けとなりました。

フィンランド文化遺産庁 JOKA ジャーナリスティックフォトアーカイブ, カリ・プリッキネン コレクション フォトグラファー: カリ・ライネル (1980, 1981, 1981)

——タイムレスなデザインで長く愛用できる商品を生み出してきましたが、サステナビリティを強く意識したきっかけについて教えてください。

「マリメッコ」では、創立当初からブランド運営とデザイン哲学の両面においてサステナブルなアプローチをしてきました。中でも、「タイムレスなプロダクトデザイン」は「マリメッコ」事業の中核に位置するものであり、また「マリメッコ」が掲げるサステナビリティ哲学の主軸でもあります。製品寿命をできるだけ長くできるように、今まで以上に投資し、よりサステナブルな素材選びができるよう努力を重ねています。

——よりサステナブルな素材選びを…ということですが、今後の素材戦略ついて、現段階で掲げている具体的な目標はありますか。

「マリメッコ」が素材戦略を通して目指す目標は、繊維の品質や耐久性を落とさずに素材を何度もリサイクルし、完全循環させることです。2025年末までには、テキスタイル素材に関して環境フットプリント、水資源リスクのスコアを大幅に引き下げたいと考えています。また、商品に使用する素材をオーガニック素材、リサイクル素材、バイオベース素材に置き換えるなどして、よりサステナブルなものづくりへの移行を目指しています。その一例が、本体に生物由来のバイオポリマーや天然由来の粘土鉱物を使用したスラパック(Sulapac)製のアイテム。また、化学染料の代替えとして然染料の採用についても取り組みを強化し、実験を重ねています。

​スラパック製アイテム

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「マリメイド」誕生から見る マリメッコが描くサステナビリティ

——サステナブルなホームコレクションの新コンセプト「マリメイド(Marimade)」が誕生した経緯について教えてください。

「マリメッコ」ではかねてから「不完全の美」「ものづくりの過程において生じた嬉しい偶然のたまもの」を大切にしてきました。色彩が重なり合うことで偶然生まれた新たな陰影、手仕事によって生み出されたプリントの数々は「マリメッコ」ならではのデザインに欠かせない要素です。それをさらにプレイフルな形で日常生活にサステナビリティを取り入れるための選択肢として提供したいと考え誕生したのが「マリメイド(Marimade)」です。主にリサイクル素材やバイオベース素材、残布などが用いられており、「ランダムで楽しい」アイテムを通して、機能的で楽しい、個性豊かな日用品を、ユーザーのクリエイティブな感性で様々な使い方で楽しんでほしいという想いが込められています。

——マリメッコが取り組むサステナブルなものづくりについて、サステナブル先進国である本国フィンランドならではの取り組みはありますか。

サステナビリティは、フィンランドのみならず全世界において、ファッションおよびテキスタイル業界に変化をもたらす大きな原動力のひとつになっています。私たちが目標とするのは、「マリメッコ」の商品を長くお使いいただくことで多くのお客様に喜びをもたらし、その後最終的には新たな商品にリサイクルできるようにすること。 2022 年 8 月には、タイムレスなデザインを提案するブランド哲学を踏まえ、「マリメッコ」の中古品やビンテージアイテムを扱うマーケットプレイス「マリメッコ プリラブド(Marimekko Pre-loved)」を開設しました。「マリメッコ」好きの方々が過去のコレクションピースを見つけたり、お手持ちの「マリメッコ」のアイテムを出品して新たな持ち主を見つけることもできる場になっています。

※「マリメッコ プリラブド(Marimekko Pre-loved)」は現在本国フィンランドのみで展開。

——サステナブルな取り組みがますます求められる中、時代の中心となっていくZ世代に期待することはありますか。

今後、特に若い世代において、サステナブルな商品に対する需要はさらに高まっていくと思います。今日の消費者は知識が豊富で、背景を含めた商品自体の価値を大事にしています。商品の価値についてブランドから情報発信されるのを待っていると思いますし、「マリメッコ」もその期待に応えていきたいです。 「マリメッコ」が掲げるミッションは、人々がありのままの幸せを享受できるようにすること、そして大胆なプリントとカラーで人々の暮らしに喜びをもたらすことです。これらのミッションは今まで以上に重要性が増していて、若い世代だけでなくあらゆる世代の人々が求めていると信じ、期待しています。

70年以上前のブランド創業当時から、トレンドに流されずに長く愛されるプロダクトを発信し、サステナブルなものづくりに貢献してきた「マリメッコ」。これまでに登場したプリントデザインの数は合計3,500種類を超えるそう。アイコニックなデザインには、人にとっても地球にとってもポジティブなメッセージが込められていることがよくわかりました。明るく前向きなマリメッコのアイテムで、ポジティブなライフスタイルを楽しみたいですね。

Marimekko

マリメッコ

マリメッコは、独創的なプリントや色使いによって世界中に広く知られるフィンランドのデザインハウス。1951年、アルミ・ラティアにより創業。オリジナリティあふれるファッション、バッグ、小物からホームデコレーションまでを展開するライフスタイルブランドの先駆けとなる。マリメッコが創業当初から一貫して掲げてきたミッションは、時代に流されることのない機能的でわかりやすいデザイン。目にするだけで力が湧くような大胆なプリントと色使いで、毎日の暮らしに幸せと喜びをもたらすデザインを発信している。

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