エバンズ 亜莉沙さんが考える、私らしく地球を大切にする方法。
サステナビリティに関する企画やディレクションなど、エシカルコーディネーターとして幅広く活動するエバンズ 亜莉沙さん。国連がSDGs(持続可能な開発目標)を掲げ、「サステナビリティ」や「エシカル」という言葉に注目が集まる今、本当に地球や人にやさしくするというのはどういうことなのか伺いました。
環境問題と私の選択はつながっている
——環境問題に興味を持った経緯を教えてください。
「未来を創る人 -ミラクルビト-」に出演した際のエシカルコーディネーター エバンズ 亜莉沙さん
子どもの頃から環境や社会の課題に興味はありましたが、1番の大きなきっかけは高校の環境科学の授業です。私は日本で生まれましたが、15歳から20歳までアメリカで過ごしました。通っていたオレゴン州の高校で受けた授業で、地球環境とは関係ないと思っていた私たちが日々の中で食べたり着たりしているものが実は気候変動や社会課題に影響を及ぼしていることを知り、点と点がつながった感覚でしたね。
高校の卒業式で恩師と
——そこから考え方やライフスタイルにどんな変化がありましたか?
私自身も地球にやさしい選択をするように心がけて、今起こっている課題をより多くの人に伝えたいと思うようになりました。その高校の授業では、気になった社会課題をレポートにまとめ、自分の意見を述べるという宿題があり、こうした経験が「自分の意見を持って人に伝える」という今の活動に活きていると思いますね。地球で起こっているネガティブな課題を知ったうえで、解決策やどんなアクションができるのかを考えて実践して、自分自身の言葉で発信するようにしています。例えば、飲食店では環境負荷が大きい牛乳や添加物を使っていない商品はあるかと意識的に聞くように。小さなことでも何か変わるかもしれないので発信を続けたいですね。
美味しいプラントベース/ヴィーガンフード たち
地球や人にやさしくするために 自分の生活と向き合う
——毎日の生活の中でどのように「エシカル」な考え方を取り入れていますか?
廃タイヤでつくられたエコサンダル「indosole(インドソール)」
新しく何かを購入する時は、製品が誰の手によってどのようにつくられたかなど、生産背景が分かるものを選んでいます。労働環境や製造過程が環境に配慮されているのか詳しく調べて、自分の中の基準を満たしていなければ買わないように心がけていますね。服は長く着られるアイテムを選んで、リペアも自分でしています。また、最近京都に引っ越したのですが、新たに必要となったものは、家具や寝具など環境や人にやさしいもので揃えました。
ヴィンテーシの゙ネックレスとminnademiraioの平和のピアス
——京都に移住されて、心境や生活の変化はありましたか?
京都では、ものづくりや伝統工芸に関わっている方を中心に、日々の中で地球や人にやさしい暮らしを自然と実践している方が多いと感じます。そういう方々と出会い、話を聞く機会に恵まれたことが私の中での本当の意味での「サステナブル」や「エシカル」を再確認するきっかけになりました。
ゼロウェイスト(ゴミの出ない)買い物
——持続可能な世界を実現するために大切なことを教えてください。
サステナブルな取り組みは問題解決までに時間がかかるので、継続して行動することが重要です。そのためには、まず自分自身が心から好きなことは何か、何をしている時、何を選ぶことが心地よいと感じるか、あらためて考えてみること。そして、その「心地よさ」を軸にサステナブルな取り組みを探してできるところから実践してみてください。そうすることで、それは自然と地球や人に優しい、それこそ「持続可能」な暮らしや社会につながると感じています。
柔軟剤も手作り
エバンズさんの考えから、地球で起こる気候変動や社会課題の解決には、私たちの日常における選択が影響していることや、その選択をし続ける大切さを学びました。製品の生産背景に注目し、自分にも地球にも優しい選択を心がけてみてはいかがでしょうか。






