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「Columbia」が自然に寄り添いサステナブルに進化し続ける理由

自然を楽しむためのアイテムを生み出しながら、自然と共生する取り組みもおこなっている「Columbia」。「Columbia」は、フィッシングやハンティング用のウェアの製造から始まり、人々がより長くアウトドアを楽しめるよう、独自のテクノロジーを駆使した確かなものづくりで、長く愛される商品を生み出し続けています。創業から86年の歴史を持つブランドがこれまでどのように進化してきたのか、「Columbia」商品本部の池大輔さんにお話を伺いました。

「Columbia」商品本部の池大輔さん。

——1938年のブランド創業から今まで、変わらず大切にしているのはどんなことでしょうか。

創業時はまだ、世間で「アウトドアウェア」というカテゴリーが確立されていなかった時代でしたが、「Columbia」は機能性を重視した製品開発に挑み、アクティビティを快適に支え続けてきました。私たちは「ドアの一歩外はすべてアウトドアフィールド」だと考えています。高い山に登ったり長い距離を歩く時だけではない、日常的なシーンも含めた「ドアの向こうの世界」を一人でも多くの方に快適に楽しんでいただくために、クオリティや価格、デザインにこだわって製品を開発しています。アウトドアブランドとして、自然との共生、環境へ配慮することを考えることは当たり前。そんな考えのもと、できることに取り組んでいます。

——アパレル業界では、環境に対する影響の大きさが課題としてあげられることが多いですが、「Columbia」の製品づくりにおいて、環境問題に対する取り組みについて教えてください。

環境負荷に対しては様々なアプローチを行っていますが、独自テクノロジーを開発し続けている「Columbia」らしいという意味では、環境配慮型の防水透湿テクノロジー「OutDry Extreme ECO」でしょうか。OutDry Extreme ECOジャケットは、過フッ素化合物(PFCs)を添加せずにつくられた「Columbia」初の防水・透湿レインウェアです。ペットボトル由来のリサイクル素材、無染色の生地など、最もサステナブルでエシカルな素材のみを使用し、可能な限り環境に影響の少ない足跡で地球を探索するという私たちのコミットメントを表しています。

——商品を生産する中で、ブランドとしてお客様に長く使ってもらうために特に力を入れている点があれば教えてください。

大きく分けて3つあり、まず1つ目が、製品寿命を延ばすことで廃棄物を減らすということ。できる限り耐久性のある素材や糸の使用を心がけています。2つ目は、サステナブルな素材の使用です。リサイクルポリエステル、オーガニックコットンなど、製品の品質やテクノロジーとのバランスを取ったうえで、可能な限りサステナブルな素材を使用したいと考えています。3つ目は製品リペアです。購入いただいた製品をより長く着ていただくために、WEB修理サービスを承っています。(※1)

(※1)https://columbiajapan.zendesk.com/hc/ja/articles/4433733973263

——「Columbia」といえば、アイテムに機能的なオリジナルテクノロジーを使用しているのも大きな特徴です。具体的にどんなものがあるのか教えてください。

代表的な素材は、高レベルの防水性と透湿性を両立させた「オムニテック」、そしてゴールドのライナーが体温を反射し保温効果を高める「オムニヒートインフィニティ」です(※2)。

(※2)https://www.columbiasports.co.jp/shop/pages/technology.aspx

オムニヒートインフィニティ:ゴールドのドットが熱を反射し温めます。

これらの素材は、「Columbia」の商品開発チームが実際に現地へ足を運び、自分の肌で感じたことや、人々の声を集めて誕生したもの。また、「Columbia」のDown Jacket商品はすべて動物福祉要件に適合していると認定された農場のダウン、またはフェザーを含んだ「RDS(Responsible Down Standard)」認証のアイテムです(※3)。ここに「オムニヒートインフィニティ」などのテクノロジーを組み合わせて保温力をさらに高めることで、結果的に中に使用するダウンの量を削減できるなど、機能的かつサステナブルな商品づくりをしています。

(※3)https://www.columbiasports.co.jp/shop/pages/responsible-down-standard.aspx

——「Columbia」のアイテムは定期的にリバイバルしながら、各年代でオンリーワンの個性を持ったウェアとして愛されています。今後どのような存在でありたいと考えていますか。

1960年に誕生したマルチポケットフィッシングベストや、1986年に発売され全米で大ヒットとなったバガブーパーカなど、ブランドを代表する名品は時代を超えて今でも絶大な人気があります。

バガブーII1986インターチェンジジャケット:1986年に開発され、世界中で人気を誇った「Columbia」のアイコン的ジャケット「バガブー」をアップデートしたアイテム。

単色で落ち着いたアウトドアウェアが多かった1960年代の販売当時に、アクティブなカラーリングを大胆に取り入れ大きな注目を浴びたアイテムは、「Columbia」というブランドを象徴しています。今もこれらの名品は、古着としても根強い人気があり、私たち自身が、何十年も前の「Columbia」の古着からインスピレーションを得て、次の新商品に活かすこともありますよ。時代を超えても一着が長く愛されるなんて、ブランドとしてこんなに嬉しいことはありません。着続けられることがサステナブル。これからも丈夫で長持ちし、自然に寄り添ったアイテムを生み出していきたいです。

創業時から自然との共生を何よりも大事にする「Columbia」は、独自のテクノロジーを用いながら、当たり前のこととしてサステナブルな商品づくりをしていることがわかりました。自然へのリスペクトを忘れない「Columbia」のアイテムで、「ドアの向こうの世界」を快適に楽しんでみてはいかがでしょうか。




池大輔(イケダイスケ)
1981年生まれ。前職でスーツやシャツ等のワークウェアやデニム、カットソー等のカジュアルウェア、レインウェア等のアウトドアウェアなど様々なアパレルアイテムのMDに従事。2023年にコロンビアスポーツウェアジャパンに入社し、メンズMDを担当。趣味はトレイルランニングとゴルフ。

Columbia

コロンビア

1938年アメリカオレゴン州ポートランドで誕生した総合アウトドアブランド。自社で規定した厳しい品質基準のもと、革新的でスタイリッシュなデザイン、購買しやすい適性価格の維持、ユニークかつ積極的なマーケティング戦略の導入、オリジナルテクノロジーを搭載した快適なウェアの開発などを通し、一人でも多くの方にアウトドアに出掛ける楽しみを提供している。

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