「レーヨン」ってどんな素材?服選びが楽しくなる豆知識
私たちが身近に着用している「レーヨン」という素材。今回はその特徴やサステナブルな一面についてご紹介します。
天然素材を溶かして形成された再生繊維
肌触りがよく、特有のとろみ感があり、インテリア用品や衣料品に多く使用されているレーヨン。19世紀後半に「絹」に似せて作られたといわれており、綿や麻などの「天然繊維」とは対をなす「化学繊維」です。しかし、植物由来素材である木材(チップ・パルプ)を主原料とし、主成分であるセルロースを化学処理してつくられることから、「化学繊維」と言われる中でも「再生繊維」に分類されます。
サステナブルな視点でレーヨンを選ぶには
レーヨンは主原料が木材のため、適切な環境下において、自然界に存在する微生物によって土に還る性質(生分解性)があり、石油由来の合成繊維のように洗濯時にマイクロプラスチックを放出しないという点でも、環境にやさしい素材といわれています。
木材の調達にともなって森林が破壊されるという側面もありますが、こういった課題に対して、適正に管理された森林資源の利用を示す、国際的な森林認証制度の認証を受けたレーヨンを使用するファッションブランドも増えてきています。このように環境負荷を低減させる取り組みに着目して、服選びをしてみるといいかもしれません。
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環境にも人にもやさしいレーヨンの特長を活かしたアイテムをチェックしてみましょう。
HUGO
リブニットジャージー モックネック Tシャツ
環境に配慮したレンチング社のエコヴェロレーヨンを使用。リブ編みのストレッチジャージー素材で快適な着心地です。
CABaN
レーヨンコットンジャカード ハーフスリーブシャツ
国際的な森林認証制度の認証を受けた環境にやさしいレーヨンを使用。独特の光沢感がジャガード柄をリッチにみせてくれます。
ADAM ET ROPE'
逸品シリーズ クールタッチニットTシャツ
レンチング社のエコヴェロレーヨンと、回収されたペットボトルなどを原料としたポリエステルを使用。
今回はレーヨンのサステナブルな一面とこれからの課題、また、私たちが選ぶときに参考にしたい基準についてご紹介しました。これからの服選びは、素材にフォーカスしてみるのはいかがでしょうか。