お部屋に緑のある生活を。土を使わず水で育てる水耕栽培のすすめ
土の準備や後片付け、こまめな水やりが面倒だからと植物を育てるのを諦めていませんか。初心者でも簡単に自宅で始められる水耕栽培なら、手軽に部屋に緑を飾ることができます。土の処理が不要で環境にもやさしい水耕栽培の魅力を紹介します。
一般家庭にも広まる水耕栽培
水耕栽培とは土を使わず植物を栽培する方法のこと。植物の根の部分を水に浸し、場合によって必要な栄養分も水に溶かして与え育てます。無農薬野菜を大量に生産している植物工場では水耕栽培方式が主流となっています。大型の施設でなくても栽培可能で、小さいものならペットボトル1つでも栽培できるので家庭でも簡単に取り組むことができます。観葉植物なども水耕栽培できるので、インテリアとして楽しむほか、趣味の一環として始めてみるのもおすすめです。
水耕栽培をお家で楽しむために 知っておきたいこと
水耕栽培のメリット
初心者でも管理が簡単なのが大きなメリット。土耕栽培(土に植える栽培方法)に比べて生育スピードが約1.5倍早く、土を使わないため害虫がつきにくいともいわれています。さらに肥料をまいたり、育成し終えた後でいらなくなった土を破棄する必要もありません。室内での栽培になるので、天候や気候に左右されることなく、猛暑や厳冬などの条件でも育てられます。
水耕栽培のデメリット
根の部分が常に水に浸っている水耕栽培は、根が腐ってしまうので芋などの根菜類の栽培には向いていません。また、家庭で小規模に栽培する場合を除き、本格的に取り組む場合は栽培キットや培養液の購入などが必要になります。
水耕栽培におすすめの植物
初心者でも自宅で簡単に取り入れられる、水耕栽培に適した植物を一部紹介します。
葉野菜
料理にも使えるサニーレタスやパセリなどの葉野菜は、市販の液体肥料で簡単に育つので初心者におすすめ。パセリは水の交換を週に1度、液肥を2週間に1度の間隔でおこないましょう。
ハーブ
ミントやバジルなどのハーブは食用としてもお部屋のインテリアにしても◎。バジルは水温を10度以上に保ち、養液と水をこまめに入れ替えて清潔な環境を保てば、一年中育てることもできます。水の交換は週に1回程度、ただし気温が高くなると水が濁るので濁ったら水を換えましょう。
スプラウト
貝割れ大根やブロッコリースプラウトなどの苗豆類は冬は暖かい場所、夏は涼しい場所で育てれば一年中育てる事も可能。1日2回古い水を捨て新しいきれいな水に交換しましょう。
観葉植物
ポトスやパキラのほか、アエオニウム、カランコエといった多肉植物、そしてサボテンなども水耕栽培が可能。週に1回程度水を替えてあげましょう。
観葉植物の育成には水以外にも、「酸素」が欠かせません。水耕栽培では、常に植物の根が水に浸かっているので、水を与えすぎてしまうと根にきちんと酸素が行き渡らず、根腐れを起こす可能性があります。育て方は観葉植物毎に確認するようにしましょう。
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球根や多肉植物などの水栽培のほか、シンプルに花瓶として使っても◎。水耕栽培用のポットとして、また一輪挿しやルームディフューザーボトルとしても使用できます。
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真鍮のプレートとガラスの器を組み合わせた一輪挿しのベース。水の交換など日々のお手入れもしやすく、多肉植物の水耕栽培も楽しむことができます。
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誰でも野菜やハーブを早く簡単に育てることができるスマート水耕栽培プランター。自動で散水する仕組みで数週間持続するタンクを備え、初心者でも簡単に育てられます。
土を使わず水で植物を育てる水耕栽培。小さな容器があればすぐに始められるので、キッチン周りなど室内のいろいろな場所で手軽に野菜やハーブを育てることができます。水耕栽培に適した植物には育てやすい野菜やハーブもあり、日々の食事でも役に立つはず。水耕栽培で手軽に緑を取り入れることで、部屋が自分だけの癒しの空間になるかもしれません。環境にも人にもやさしい水耕栽培を始めてみてはいかがでしょうか。