自分の身体と向き合う新たな選択肢、「ボディポジティブ」って?
カロリーが気になって好きなものが食べられない、ボディラインが分かる服が着られない…など体型にまつわるストレスや悩みを感じたことはありませんか?ありのままの自分を好きでいる「ボディポジティブ」という概念が、あなたを救ってくれるかもしれません。今回は、漫画やイラストを通して「ボディポジティブ」を発信する、haraさんに話を伺いました。
この記事でわかること
- プラスサイズモデルの輝く姿が、見た目に関する苦しみを取り払ってくれた
- 「ボディポジティブ」を知って周囲とのコミュニケーションも楽に。どんな自分も好きになるためにはどうしたらいい?
- どんな姿であっても自分のことを好きでいて良い
「ボディポジティブ」という言葉との出会い
——『自分サイズでいこう 私なりのボディポジティブ(KADOKAWA, 2021年)』などの著書を通して、あるがままの姿を愛する考えを提案するharaさん。「ボディポジティブ」という言葉に出会ったのはいつ頃でしょうか。
中学3年生のときに過度なダイエットがきっかけで摂食障害になり、その影響で社会人になってからも苦しんでいたんです。その頃偶然立ち寄った本屋さんで出会ったのがプラスサイズモデルが中心のファッション雑誌『la farfa(ラ・ファーファ)』。私が学生の頃は「ぽっちゃりさんがダイエットで大変身」といったTV番組も多く、「細い体型が美しい」という価値観がまだまだ当たり前でした。「痩せていなくては」と思っていた私は、体型に関係なく堂々とお洒落を楽しんでいるモデルの姿を見て衝撃を受けたんです。そこからSNS等でプラスサイズモデルについて調べていくうちに「ボディポジティブ」という言葉に出会いました。「どんな姿であっても自分のことを好きでいて良い」という概念のボディポジティブは、それまでの私の常識を覆しました。
自分の身体を嫌っていると、心も身体も疲れてしまいますよね。ダイエットで苦しんでいた頃の私のように、「どんな姿であっても自分を好きでいていい」という発想がない人は少なくありません。自身の身体と向き合う1つの選択肢として「ボディポジティブ」が浸透していくと、容姿に関する苦しみから解放される人が増えるのではないでしょうか。
『自分サイズでいこう 私なりのボディポジティブ(KADOKAWA, 2021年)』より
——「ボディポジティブ」に出会ってからの精神面や健康面の変化を教えてください。
摂食障害の治療に取り組めるようになり、健康的な食生活を送れたことです。「ボディポジティブ」の考えは、食べる行為に対する恐怖感を拭ってくれました。体型が変わったからといってお洒落をしたり、自信を持つのをやめる必要はない。考え方を変えたことで、病気と向き合えるようになりました。それまでは鏡で自分の身体を見る度に落ち込んでいましたが、お洒落する楽しみも増え、心地よく過ごせる服を選べるようになったんです。
——周囲とのコミュニケーション面で変化はありましたか。
初対面の人と話すときは「私の身体をどう見ているのかな」、「マスクを外したらがっかりするかも」などと、未だに緊張します。ただ、私が相手に対してそういった疑いの目を向けるのは失礼ですし、すごくネガティブなこと。万が一、相手が私の外見を批判的に見たとしても自分が落ち込んだり、傷つく必要はないと思えるようになりました。対人関係において悲観的になる前に踏み留まることができるようになったのは、大きな変化ですね。
——自分自身を好きでいるためのアドバイスをください!
ありのままの身体を好きになるのはすごく難しいです。しかし、痩せていなければ出来ないことは1つもありません。今の姿のままでお洒落してもいいし、美味しいものをお腹いっぱい食べても良い。私はプラスサイズモデルの方が毎日を楽しそうに過ごす発信やインタビューにすごく勇気づけられました。色々な体型のモデルの方をSNSでフォローしたり、投稿を見ることで“美しさの像”の幅が広がると思います。「痩せていなければならない」という考えに囚われる人が1人でも減ってほしいなと思いますね。
ZOZOTOWNで あなたに合った洋服を探してみませんか。 サイズ展開が豊富なブランドを紹介。
今回は自分のありのままの姿を好きでいる「ボディポジティブ」について考えました。体型は遺伝や骨格、病気によっても左右され、コントロールができない場合もあります。「痩せないと綺麗になれない」と思うのではなく、自分のペースで、自分自身の体型を好きでいられる考え方や方法を探してみてはいかがでしょうか。「ボディポジティブ」という考え方を取り入れることで、今よりも買い物やファッションを楽しめるかもしれません。








