洗った方が洋服が長持ち!?洗剤「エマール」で簡単お手入れ
新品ではなく古着を購入することも、サステナブルなアクションだと知っていましたか?フリマアプリなどの普及によって、最近では古着を選択する方も増えてきました。1着を長く使用することが、洋服の廃棄削減にもつながります。古着の伸びやヨレが気になる場合でも、きちんとケアすることができれば、お気に入りの1着をずっと着続けられそうですよね。 今回は、“洗った方が逆に長持ち”するおしゃれ着用洗剤「エマール」を使った、ニットやシャツの上手なお手入れ方法について、花王株式会社の洗濯アドバイザー福地奈津子さんに伺いました。
洗った方が逆に長持ちな洗剤「エマール」
1着の洋服を1年長く着るだけで日本全体で4万トン以上のごみの削減につながるという環境省のデータ(※1)があります。
そこで花王は「もったいないを、ほっとけない。」というメッセージで、循環型社会に貢献する「ESG視点でのよきモノづくり」に根差したサービスや暮らしに役立つノウハウを発信。花王のおしゃれ着用洗剤のブランド「エマール」では、洋服を長持ちさせるためのアイテムの一つとして、「お気に入りの服を長持ちさせる大切さ」を伝えてきました。
洗濯アドバイザー福地奈津子さんは「エマール」についてこのように語っています。「『エマール』は、着用や洗濯時の摩擦によって起きるダメージを減らし、洋服の形やきれいな発色を守ってくれるんです。古着を選択するシーンが増えている今こそ、古着ならではの風合いを整えてくれる、おしゃれ着用洗剤をおすすめしたいですね。」(※2)
(※1)https://www.env.go.jp/policy/sustainable_fashion/ (※2)https://www.kao.co.jp/emal/furugi-wash-lovers/
日常の洗濯で使う洗剤ではウール(毛)やシルク(絹)などのデリケートな素材を洗濯できません。「エマール」は、ウールやシルクはもちろん、綿・麻・合成繊維など、家庭で洗えるすべての素材に使用可能です。なんと花王の研究によると、洗い控えしたニットよりも、着用するたびにエマールで洗ったニットのほうがきれいに着られる期間が2倍になるという検証結果が出ているそうです。
「エマール」を使った洋服のお手入れ方法!
あまり汗をかかないシーズンは、洋服の伸びや縮み・型崩れが気になってニットなどの洗濯をためらってしまうもの。今回は洗濯アドバイザー福地さんに、「エマール」を使用した洋服を長持ちさせる上手なお手入れ方法を教えてもらいました。
1. まずはそれぞれの洋服の洗濯表示をチェック
洗濯表示には、お手入れ情報が詰まっています。洗濯方法、干し方、アイロンの適温などをしっかり理解することで、その洋服の適切なお手入れ方法がわかります。(※3)
2. 汚れやすい襟周りや袖口などを見てみよう
襟周りや袖口はついつい汚れがちな場所。汚れている場合は、「エマール」の原液を付けてタオルなどでなじませておきます。シミがある場合には、液体酸素系漂白剤をシミになじませます。いずれもなじませた後は放置せず、すぐに洗濯機に入れて洗いましょう。汚れやシミが落ちやすくなります。液体酸素系漂白剤は色落ちの心配もありません。ただし、洗濯表示に以下のマークがある場合は、漂白剤(塩素系、酸素系ともに)は使えません。
3. 洗濯はおしゃれ着コースで
デリケートな素材でできたお気に入りの洋服は、必ずおしゃれ着コース(名称はメーカー・機種によって異なる)で洗いましょう。おしゃれ着コースでも汗や皮脂などの汚れをしっかり落とすことができ、慣れない手洗いよりも失敗が少ないです。洗剤の量は水量によって異なるため、商品の裏に書かれている「使用量の目安」をご確認ください。
おしゃれ着コースはやさしい水流で脱水時間が短いので、洋服にダメージを与えずに洗うことができます。さらに、洗濯ネットは洋服に合ったサイズのものを選びましょう。糸くずの付着を防ぎ、シワや型崩れなどを防止します。洗濯ネットにちょうどおさまるように洋服を畳み、1枚ずつ入れて洗ってください。デリケートな服や、皮脂の汚れが気になる直接肌に触れていた服は裏返して洗うのがおすすめです。
4. 最後に洗濯表示を再度チェックして、正しい干し方を
脱水が終わったら、洋服を洗濯機からすぐに取り出します。洗濯表示に従って陰干し指定のものは直射日光に当たらないように、平干しマークのものは平干し台などを使って、洋服を干しましょう。特にウールは、日光で変色しやすいので陰干しがおすすめです。干す前に洋服を軽く畳んでパンパンと叩いておくと、シワが伸びやすくなります。
手洗い方法
洗濯機のおしゃれ着コースが使用できない場合は、手洗いをしましょう。
まずは洗面台に30℃以下の水を張って、洗剤を投入。洗剤を溶かしてから畳んだ洋服を洗剤液につけ、上から優しく「押す」、「浮かせる」を20回ほど繰り返してください。その後水を入れ替えて、同様に2回洋服をすすぎ、最後に洗濯機で軽く脱水します。
洋服を長持ちさせるコツ
洗濯以外にも、洋服を長く着続けるためのコツがたくさんあります。お手入れや保管方法を見直してみましょう。
・洋服ブラシでブラッシングをして、ホコリを取り除き、繊維の目の流れを整えてあげましょう。
・ウールは保温性が高く湿気がこもりやすいので、連日着ることは避けて、洋服を休ませてあげるのがおすすめです。そうすることで傷みを防ぎます。
・ふんわりした洋服はタンスに詰め込みすぎない、シワになりやすいものは畳まずにハンガーにかけるなどすると、洋服の風合いが保たれます。
・毛羽立ちの原因を生む、バッグやベルトなどの擦れにも気をつけましょう。
社内で古着を循環させて、洋服愛も循環
花王には、サステナブルな活動に興味関心のある社員が多くいます。着なくなった洋服を必要な人に譲ることができる活動「Re EMAL CLOSET」を2021年から古着好きの有志メンバーで続けています。社員は「Re EMAL CLOSET」のクローゼットから気に入った古着を持ち帰り、譲ってくれた社員にお礼を言う。洋服を大切にする心がこの活動を通じて育まれています。
「Re EMAL CLOSET」の企画・運営をおこなうチームに反響を伺いました。「育児中の社員が多く、持ち込まれた衣服の7割は子ども服です。子ども服はサイズアウトのタイミングが想像以上に速いため、春は入学式用のフォーマル、夏は水着や浴衣・甚平、冬ならハロウィンやクリスマスの衣装と様々な服がクローゼットに並びます。先日もこの『Re EMAL CLOSET』の社内イベントを開催し、多くの社員が参加しました。楽しく気軽に取り組めるサステナ活動として、だんだんと広がっています。」
洋服を長く着続けることは、環境負荷の低減につながります。ZOZOTOWNやZOZOUSEDで購入した洋服をおしゃれ着洗剤でお手入れし、手放すときは新たに大切にしてくれる方のもとへ。1着を長く着ることで、サステナブルのバトンをつなげていきましょう。皆さんの服に対するささやかな愛情が、実は地球へのやさしさにつながっています。

ZOZOUSED
ゾゾユーズド
ブランド古着のファッションゾーン。
ZOZOTOWN内のブランド古着のファッションゾーンで、7,000以上のブランドを取り扱い、常時約90万点の商品アイテムを掲載。(2024年6月末時点)
カジュアルブランドからハイブランドまで幅広いアイテムを中古ならではのお得な価格で販売。ZOZOTOWNで販売したアイテムを下取りし、古着として再販売をすることで、衣料品が循環する仕組みを整えている。