フラワーロスとは?エシカルな生花をプラスして毎日をハッピーに過ごそう
まだ楽しめるのにもかかわらず、規格外や少しの傷みがあるなど様々な理由で市場に出回らずに、破棄されてしまう花がたくさんあることを知っていますか。その数はフードロスのおよそ3倍とも言われています。フラワーロスへの理解を深め、生活の中に花を取り入れて日常に花を楽しむ習慣や方法をご紹介します。
フラワーロスとは
フラワーロスとは、生産された花が消費者の手に渡らずに廃棄されてしまうことをいいます。卸売業者や仲卸業者の決めた規格・品質・サイズなどに適合しないため出荷できないもの、輸送・保管中に劣化が進み廃棄されたもの、もちろんお店で売れ残ってしまった花もフラワーロスとなります。生産者の方達が大切に育てた花が消費者の元に届くことなく破棄されてしまっているのです。
農林水産省が令和3年9月に発表した「花きの現状について」(※)によれば、花きの国内全体の消費額のうち、約75%が個人消費によるもので、多くを占めています。しかし、切り花1世帯あたりの年間購入額は平成8年の13,130円をピークに徐々に減少。令和2年には8,152円となり、個人消費の市場規模は年々縮小傾向にあります。近年ではコロナ禍による花の需要の低下もフラワーロスに大きく影響しています。
(※)https://www.maff.go.jp/j//seisan/kaki/flower/attach/pdf/index-48.pdf
フラワーロスを減らすために 私たちにできること
最近では、フラワーロス削減のための取り組みをするショップや花のサブスクリプションサービスも増えています。エシカルな生活のために、花を買う手段も見直してみませんか?
TRUNK(STORE)
毎週月曜日に開催されるフラワーマーケットでは、土日に行われるウェディングパーティーで使用したお花を格安で販売。少し傷みがでている花もあるため、ボリュームのあるブーケも500円という破格で購入できます。
FLOVER
茎が短かったり曲がっていたり、花や葉の枚数が規定に満たなかったりする「規格外」の花を定期購入できるサービス。
RIN
「花のロスを減らし花のある生活を文化にする」 をミッションに掲げており、オンラインショップ「フラワーサイクルマルシェ」では廃棄予定の花を利用したバラ、ユリなどの生花を販売。バラを日常的に自宅で楽しめる定期便もあります。
・https://itssoeasy.jp/blogs/all/20221117 ・https://flover-s.jp/ ・https://lossflower.theshop.jp/
買った花を自宅で長く楽しむためにお家で生けた花を少しでも長持ちさせるためのコツや楽しみ方を紹介します。
・水切りは茎を斜めにカット
水を吸い上げる断面積が大きくなります。茎がつぶれないよう切れ味の良い刃物を使うようにしましょう。
・10円玉を水に入れる
銅には微量金属作用があり、水に溶け出た銅イオンがカビや細菌の繁殖を抑えてくれるといわれています。ただし10円玉1枚から溶け出る銅イオンはわずかで、また長く浸していると硬貨が腐食してしまうので注意が必要です。
・ドライフラワーにして最後まで楽しむ
逆さにして吊るしておくだけで簡単にドライフラワーに。バラやラベンダー、カスミソウなど水分量が少なく色が変色しにくいものがドライフラワーにするのに向いています。種類による向き不向きを確認して、枯れた後も捨てずに飾って楽しんでみてはいかがでしょうか。
ZOZOTOWNで買える おしゃれなフラワーベース
ZOZOTOWNにはたくさんの種類のフラワーベースを揃えています。可愛くておしゃれなフラワーベースで、自宅でお花をもっと楽しんでみませんか?
店頭にきれいな花々が並ぶ裏には、捨てるにはもったいないフラワーロスがたくさんあります。花の消費量の約75%を占める個人消費者の私たちが小さなことから日々実践していくことで、フラワーロスを減らせるかもしれません。エシカルなサービスやショップを利用して、また、花を飾るときは少しでも長く楽しめるような工夫をして、花のある生活を楽しんでみてくださいね。


