「アースデイ」に地球や環境保全を考えてみる
世界的に地球や環境問題について考える「アースデイ」という日があることを知っていますか。 1969年に国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)によって最初に提起され、1970年に制定されたこの記念日は、今や世界的な広がりを見せ、環境問題に対する人々の意識を大きく変えるものとなりました。 今回は、よりよい地球の未来を考えるべく、アースデイ制定の背景や、これまでにおこなわれてきた取り組みをご紹介します。
「父の日」や「母の日」のように 環境保護を考える「地球の日」を
人々の関心が「環境」に向き始めたのは1960年代のこと。世界最初の「アースデイ(地球の日)」はアメリカで1970年に誕生しました。アメリカの上院議員であったゲイロード・ネルソン氏と当時、スタンフォード大学の学生で、この呼びかけに応じたデニス・ヘイズ氏によってインターネットのない時代にもかかわらず、口コミで全米に広がり大規模な取り組みがおこなわれ、環境問題の会議が開催された4月22日、平日の「何でもない日」を「地球の日」としました。
日本でもアースデイに呼応して自動車をボイコットするアクションが起こされ、これがきっかけとなって銀座の歩行者天国が誕生。1970年から始まったアースデイの取り組みは世界的に広まりました。アースデイの取り組みは私たちの生活において身近なものから始められ、規則や宗教・人種などの壁が一切ないことが特徴。「環境のために何かしたい」と思ったら、すぐ実行できます。
2024年のアースデイは プラスチック削減を呼びかけ
2024年のアースデイは、アメリカで「Planet vs. Plastics」(※)というグローバルテーマが掲げられ、「2040年までにプラスチックの生産を60%までに削減」という「60 x 40」の達成を世界に向けてアピールし、その第一歩としてプラスチック製品を買わない、家庭内で工夫するといったアクションへの呼びかけをおこなっています。
日本における取り組みもすでに始まっています。4月には都内の代々木公園、宮下公園を中心に「地球環謝祭 みんなでつくる みらいのせかい」の開催が予定され、他にも各地で2024年のアースデイに向け、イベントの準備が進められています。全国共通のアクションでは、ジョギングとごみ拾いを同時におこなう「プロギング for the Earth」や、「アースデイ東京」での一部演目のオンライン配信など、手軽に参加できるものもあります。
まずは普段の生活から 手軽に始められるアースデイの取り組み
環境保全というとハードルが高いように感じる人もいるかもしれませんが、アースデイの取り組みは、日常生活の中で気軽に始めることができます。
気軽に始められるものとして以下のようなアクションがあります。
・プロギングなどのごみ拾いイベントに参加する
・自転車で通勤や移動をする
・マイボトルやマイ箸、マイバッグなどを持ち歩き活用する
・何か購入するときは環境に配慮された製品、商品をえらぶようにする
こうした小さな日常のアクションを多くの人が実践することで、SDGsにある一つひとつの目標達成につながります。
発足から半世紀を越え、世界の共通意識として浸透しているアースデイ。年に一度、世界中の人々が地球に配慮するだけでも、環境問題を改善する大きな第一歩となります。まずは、フリーマーケットへ出品したり、再利用可能なアイテムを使用するなど、身近なところから取り組んで、楽しみながら地球の今、そして未来について考えてみるのはいかがでしょうか。


