#3

役目を終えたものから
生まれたアイテム?

廃棄物から生まれたファッションと聞いて、どんなものをイメージしますか?

ゴミを減らすためのアクションとして、Reduce(リデュース/減らす)・Reuse(リユース/再利用する)・Recycle(リサイクル/リサイクルする)の3R※という考え方があります。

今回は、ファッションアイテムに取り入れられることも増えてきたリサイクルと、素材の特徴を活かし価値を高めて再活用するUpcycle(アップサイクル)について学んでいきましょう。

※ 最近は3RにRefuse(リフューズ/拒む)とRepair(リペア/修復する)の2つを加えた、5Rとも呼ばれています。

リサイクル

ファッションのリサイクルはご存知ですか?リサイクルとは、使い終わったものから資源を取り出して、再利用することです。服を作る工程で出た端材、着古した服、ペットボトルなどの不要になったものを使って、新しい服を生み出す取り組みが様々なブランドでおこなわれていて、その技術は日々進化しています。リサイクルされた商品を選ぶことが、限られた資源を守ることにつながります。

ピックアップ
アイテム
THE MILES
BRING
プルオーバー パーカー
SHOPからのメッセージ

BRINGはアパレル製品をつくるときに発生する残反や残糸、ご提供いただいた古着などを原料にして再生したサステナブル素材です。裏毛パーカーは、コットンのようなやわらかな肌触りが特徴。高い吸水性とドライ感が魅力のアイテムです。

THE MILES
EC本部
横井 昭太
本当に欲しくなる服をつくるために、わたしたちは原料から集めることにしました。わたしたちが使うのは要らなくなったお洋服。あなたの着なくなった服がリサイクルされて、糸、生地、そして服にまで生まれ変わる、そんな世界を一緒につくりませんか。
EDWIN
CO:REテーパード
デニムパンツ
SHOPからのメッセージ

EDWINが本気で作った初めての自社リサイクルデニムCO:REは、自社工場にてジーンズの裁断時に出る「裁断くず」を綿状態に戻し、再びデニム生地を作り出す次世代循環型プログラムによって生み出されます。こちらの商品はリサイクル混率10%と25%の二種類のストレッチデニムを使用しています。

EDWIN
ブランディング&
マーケティング推進課
小早川 愛里
EDWINはジーンズ作りを通して、持続可能な社会実現のために様々な取り組みをおこなっています。安全と環境に配慮した製造方法の採用、CO2の削減、製品のリユース・リサイクルによる循環モデルの構築。人、社会、そして未来のために責任あるものづくりで貢献していきます。

アップサイクル

最近注目されているアップサイクルとは、本来であれば捨てられるはずの不要になったものに、デザインやアイデアといった新たな付加価値を持たせることで、別の新しい製品を生むことです。生まれ変わる前の姿を知ると、他とは違った魅力が発見できるかもしれません。

ピックアップ
アイテム
PUEBCO
ヴィンテージパラ
シュート
トートバッグ
SHOPからのメッセージ

耐用年数が過ぎ、処分されたコットンのパラシュート生地を再利用し、PUEBCO流に新たな命を吹き込んだトートバッグ。生産上、生地の取り都合により一点ごとに生地の風合い、ミシン目のデザインや持ち手のベルトの色合い等異なるところが魅力。内ポケットやマチが大きめのため大容量なのもポイントです。

PUEBCO
富士川 佳代
ものに付加価値をつけること。役目を終えたものに、新たな意味を吹き込むこと。ブランド設立当初から、プエブコでは、価値がないとされた素材使って、喜んでらえるものを適正価格で作ることにものづくりの意味を見出しています。
REBIRTH PROJECT
足袋ハイカット
スニーカー
SHOPからのメッセージ

サステナビリティだけではなく機能性、そして西洋と日本の和洋折衷のデザインが表現された一足です。家から外出する大切な時、あなたにとってこのスニーカーが「サステナブルな選択をする気持ちになるスイッチ」になりますように。

REBIRTH PROJECT
CEO
大釜 翼
REBIRTH PROJECTは2008年からクリエイティブな視点で社会課題の解決に取り組んでいます。「AIRBACK」は車のエアバッグをアップサイクルするために様々なブランドとコラボレーションしてきました。サステナブルで豊かな生活を一緒に送りましょう。

まとめ

今回は、似ているけれど実は違う、リサイクルとアップサイクルについてお伝えしました。限られた資源は、役目を終えたあともアイデアと工夫によって様々なカタチに作り変えることができます。ファッションを楽しむことで自然に環境を守ることにつながる、リサイクル・アップサイクルされたアイテムを探してみてはいかがでしょうか?
  • リサイクルは、使い終わったものから資源を取り出して再利用すること
  • アップサイクルは、使い終わったものの特徴を活かして付加価値を加えて再活用すること
  • ブランドごとに、個性的なアイデアを製品に落とし込んでいる